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伊豆の「函南西瓜」 春先の悪天候も平年並みの出荷量

スイカの等級について説明する長谷川さんと市場関係者ら

スイカの等級について説明する長谷川さんと市場関係者ら

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 間もなく出荷最盛期を迎える伊豆・函南町の特産品「函南西瓜(スイカ)」の目揃(めぞろえ)会が6月6日、三島函南協同組合(函南町大土肥)で行われた。

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 海抜80メートル~100メートルにあり、寒暖差の大きい場所で栽培している同所のスイカは、同所で栽培することで、「しっかりとした甘みと水分のある歯応えが両立したスイカができ上がる」という。

 スイカは出荷時に「秀(しゅう)」「優(ゆう)」「良(りょう)」の3種類に分けられ、この3種のみを「函南西瓜」と呼び、1玉6,500程度の高値で販売される。函南西瓜は現在、8軒の農家が生産し、およそ4万玉を7月下旬まで出荷する。

 3種の基準は、出荷者、検査員、地元市場の3者で行う目揃会で決定する。今年も多くの関係者が集まった。検査員を務めた三島農産物出荷場の長谷川大輔さんは「2月下旬~3月の悪天候により生産者は交配作業等に苦労し、近年では遅めの出荷、目揃会となった。ただ、出荷量はやや少ないものの平年並みとなった」と話す。「糖度もある良いスイカが出荷された。一度食べてもらえれば」とも。

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