伊豆の函南にある園芸店「中村園芸」(函南町塚本、TEL 055-987-0424)で5月23日~26日、「さつき盆栽花期展」が開催された。主催は伊豆さつき研究会。
約300坪の敷地に生花や野野草などの植物、盆栽など約1万点を取り扱い、販売だけでなく育成や植物を扱ったアレンジメントも行う同店。今回の展示は店内のイベントスペースで行われ、さつきの盆栽12点を展示。函南周辺だけでなく、静岡市や熱海、小田原など広い範囲からの参加があった。
同研究会の金田忠作会長は「会員は勉強会を含めて50人程度。今回はその中から12点が展示された。どれも長年の工夫がされていて、素晴らしい出来になっている」と話す。
また、さつきの魅力について「春には花が咲き、秋には紅葉が楽しめ、冬にはその枝ぶりや姿見を楽しめる。どの季節にもそれぞれの楽しみがあり、奥が深い」とも。
今後については「盆栽は高齢者の楽しみというイメージがあるが、姿を完成させるまで20~30年かかる長い付き合いになるもの。自分の成長と共にめでていく存在として、若い世代の多くの人に知ってもらいたい」と話す。
次回の盆栽展は,,5月30日~6月2日に「山紫陽花」をテーマに展示販売会を行う。営業時間は9時~18時。