夏休み子ども体験講座「微生物ははたらきもの~微生物って何だろう・ブクブク実験・顕微鏡を使ってみよう~」が8月13日、コミュニティながいずみ(長泉町下土狩)で行われた。主催は長泉町教育委員会生涯学習課。
当日は、同町内の小学4~6年生14人が参加。「協和キリン」富士リサーチパーク研究本部創薬基盤研究所主任研究員の岩本晋さんが講師を務め、微生物をテーマにした講座を行った。パン酵母でパンが膨らむ仕組みを学ぶ「酵母のブクブク観察」や、最新の顕微鏡を用いて乳酸菌飲料やチーズの中にいる微生物の観察のほか、猫の毛や財布、スマートフォン、メダカの水槽の水など、微生物がいそうなものとして子どもたちが事前に用意したシャーレの観察などを行った。発酵食品に関するクイズや、微生物の働きなどについての解説も行った。
参加した小学4年生は「内容が面白そうだったので参加した。これまでに知られている微生物約10万種の中には悪い事をする微生物もいることを知り、さらに詳しく知りたくなった。酵母の観察の時に行った粉を混ぜる実験が楽しかった」、小学5年生は「実験が好きで今回参加した。微生物によって発酵が起きていることを知ることができた。顕微鏡を使った実験が面白かった」と、それぞれ話していた。