デザート店「楽薬(らくやく)スイーツ」(三島市広小路)が8月24日、「cafe tocco」跡にオープンする。
店舗面積は約25平方メートル。席数は、カウンター=4席、小上がり=4席。3品~5品のスイーツを1品ずつコースで提供する。
オープン時は「Let’s eat summer(夏を食べよう)」と題して、「無農薬レモンとレモングラスのレモネード」、「スイカ
と露草塩 ミントを添えて」、ライチ蜂蜜のアイス、アプリコットのソルベやトサカノリ、黒糖のクリーム、チュイル、菊とベゴニア、白ワインのカスタードに赤ジソのゼリーや太陽プラム、山桃のグラニテをのせた「桃パフェ」、クコの実とカシューナッツを使い砂糖不使用の焼かないブラウニー「raw ブラウニー」を提供。ドリンクはウーロン茶やハーブティー、コーヒーのほか、ヤマモモや戸田タチバナなどの薬草酒などを用意する。
店主でパティシエの成澤亜紀さんは沼津市出身。短大卒業後、専門学校で製菓について学び、パティシエとして都内の「レストラン モナリザ」丸の内店などで働いた。沼津に戻ってからは「kiacake」の名前でアイシングクッキー教室やイベント出展、ケータリングなどを行っている。現在は沼津情報・ビジネス専門学校の製菓・製パン科と保育科の非常勤講師などを務めている。
出店のきっかけについて、成澤さんは「28年間スイーツの仕事をしてきて、飲食店の大変さを知っていたので、自分の店は持ちたくないとずっと思ってきたが、cafe toocoが閉店することを知り、この場所でなら自分の店を持つチャレンジをしてみたいと思った」と話す。
成澤さんは「高級店で特別な人だけが食べられるデザートでなく、誰もが寄れて、こんな食べ方あったんだという新しい発見をしてほしい。素材の持つエネルギーやおいしさを生かして提供したい。日中の営業に慣れてきた秋ごろからは、夜の時間帯も営業していきたい」と話す。
営業時間は14時~。完全予約制。