「海の啓発ポスターコンクール」の入賞作品展が現在、沼津産業ビル(沼津市大手町)1階ギャラリープラザで開催されている。
沼津市、富士市、伊豆市の3市で構成される駿河湾地区遊漁協議会が主催する同展。同協議会は、毎年夏休みの課題として3市の小中学生に海でのマナーの向上や環境美化などをテーマにしたポスター作品を募集。今回は242点の応募があった。
展示しているのは入賞作品33点。それぞれの作品には、海や魚、釣り人などが描かれた絵を背景に、「うみにゴミをすてないで」「海は命の母」などのメッセージが書かれている。会場は、中学校の部、小学校低学年の部、同高学年の部にコーナーに分けられ、各部門特選、入選、佳作の作品11点を展示している。
特選作品は各部門から1点。中学校の部は石井菜々美さん(沼津市立片浜中3年)、小学校低学年の部は村尾奈々さん(沼津市立大岡中学校2年)、同高学年の部は太田宇一郎さん(富士市立富士川第一小5年)の作品が選ばれた。石井さんはポスター賞も受賞。
展示を見学した沼津市在住の50代女性は「どのポスターもきれいな絵と強いメッセージが心に残るいい作品。地元の海を大切にする気持ちが若い世代にも伝わっていてうれしい」と話していた。
10月31日まで。