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三島のコミュニティFM局がサイマル放送開始 PRキャラ「ひさぴょん」全国へ?

放送スタジオで撮影に挑む、杉山部長とひさぴょん

放送スタジオで撮影に挑む、杉山部長とひさぴょん

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 三島のコミュニティーFM局「エフエムみしま・函南(=ボイスキュー)」が4月1日、サイマル放送を開始した。

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 三島市・函南町を受信エリアとする同局は1997年に開局。現在は、オリジナルの生番組や地域に密着した番組を放送している。

 サイマル化により、アプリを使うことで同局の内容が地域を超え世界で聴けるようになった。アプリだけでなく、パソコンからも聴取できる。

 開局18年目のサイマル放送について、同社の杉山喜徳放送部長は「防災放送として難聴地域対策はもちろんだが、ラジオ放送を知らない人々にとってのアプローチ。ラジオを知らない世代にもラジオ番組の良さを知ってもらうため、導入を決めた」と話す。

 サイマル化を始めて以来、それまで地域に限られていたメールやはがきが全国から届くこともあるという。中には静岡県外からの投稿もあり、「幅広い年代から支持を受けていると思う。番組は歌謡曲から最新曲まで幅広く流しており、それぞれの世代にバランスよく届けているからだと思う」とも。

 サイマル化に伴い同局のPRマスコットキャラ「ひさぴょん」の存在も広く発信することに。ひさぴょんは2012年のデビューで、自身について、「ぴょんぴょん星の出身。ボイスキューをもっと盛り上げるために地球にやって来て活動している」と話す。

 現在のひさぴょんの活動は、イベント会場などへ赴き、イベントの盛り上げやファン獲得の活動が中心。市内にはひさぴょんのファンも多くいて、記念撮影に応じる姿も各地で見られる。

 今回のサイマル放送で「全世界デビュー」を果たしたローカルアイドルのひさぴょん。今回のサイマル化について「ファンが増えてほしいというのではなく、これをきっかけにラジオの魅力にもっと触れてもらえれば。日本には福島や奄美など、77.7MHzという同じ周波数を使うラジオ局も。今後は周波数の垣根を超えて交流していきたい」と話す。

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