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沼津にシェアハウス「ホトリノ」 築50年の3階建て空き家をリノベ

hotorino

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 シェアハウスとゲストハウスから成る「hotorino(ホトリノ)」(沼津市宮町)が7月5日にオープンする。

居住トライアルの様子(関連写真5枚)

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 同施設は築50年の鉄筋造3階建ての戸建てを共同生活できるようにしたシェアハウスとゲストハウス。3階に6畳のシェアハウス2部屋と7.5畳のゲストハウス1部屋を用意し、2階の共用スペースにはラウンジやキッチン、風呂、トイレ、洗面台、洗濯機などを備える。

 オーナーの芹沢亮裕さんは長泉出身。大学院卒業後、都内で総合建設コンサルタント会社に約6年勤め、地方の離島などの空き家をリノベーションして民泊にしたり、公共施設を再編して活用したりする仕事に関わっていた。コロナ禍でUターンし、地元企業に勤めながら約1年ほどかけて、空き家取得からリノベーションまでを行った。

 芹沢さんは「仕事帰りに永代橋を通ったら、ツタに覆われて廃虚のような建物があり、気になっていた。家主をたどっていくと遠い親戚の家で、幼少期に屋上で狩野川の花火を見た場所だった。取り壊しが決まっていたが、窓からの景色が美しくてこの建物を残したいと思った」と振り返る。

 「『hotorino』の名前には、狩野川のほとりの日常と非日常、旅人と住人、街と自然、そのちょうどいい間にある拠点という意味を込めた。観光で来る人より、ここ沼津での暮らしを体験してほしいので、連泊で短期滞在できる形にした。hotorinoを拠点に地域商社を形成し地域の魅力を外に発信することや、1階の駐車場をオープンスペースとして地域に開いた形にするなど、さまざまな実験をしていけたら」とも。

 シェアハウスは月額6万6,000円(水道光熱費・清掃費込み)。ゲストハウスは1部屋1万2,000円~(最大4人。連泊割引あり)。

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