
アーティストの長谷川ジェットさんによるワークショップ「アルミ箔(はく)で虫の標本をつくろう!」が7月6日、ベルナール・ビュフェ美術館(長泉町東野)で行われた。
同館は、美術館の社会的役割の一つとして地域住民が参加できるワークショップを企画展に合わせて開催してきたが、より地域に浸透するように、4月から毎月開催している。今回のワークショップについては、幼児期から昆虫が好きだったビュフェにちなみ、身近にあるアルミ箔を使って昆虫の標本を作るワークショップを企画した。
講師を務めた長谷川さんは「みんな面白い作品を作ってくれているのでうれしい。20年くらい前から講師をやっているが、毎回、自分が楽しいと思うことを企画している。これからも参加者と一緒に楽しめることをやりたい」と話す。
参加者は、図鑑を見ながらアルミ箔を丸めたり、尖らせたものを接着材でつなげたりして昆虫の体を形成し、ペンで色を塗って昆虫標本を作った。親子で参加した山田光騎君は「少し前に買った図鑑を見て、かっこいいと思っていたオオエメラルドシタバチを作った。羽を付けるのが難しかったが、胴体の色を塗るのがうまくできてうれしかった。アルミ箔でこんなものが作れるとは思わなかった」と驚いていた。