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沼津で「ぬまづケアEXPO」 医療福祉テーマに芸人と高校生トークも

「ぬまづケアEXPO2025」の様子

「ぬまづケアEXPO2025」の様子

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 イベント「ぬまづケアEXPO2025」が9月6日、「ららぽーと沼津」(沼津市東椎路)ひかりの広場で開催された。

ステージに登壇した「レギュラー」と「ぬまんづ」(関連画像3枚)

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 医療福祉への関心を高め、特定健診の受診率向上や、医療・介護従事者の増加、人材不足問題の改善、地域の医療福祉の魅力向上などを目的に、沼津市が初めて主催した。

 会場では、エコー検査体験やリハビリ体験などの「医療ブース」、VR介護体験やコミュニケーションロボットと話す「福祉ブース」、大腸がんクイズラリーや乳がんモデル体験などの「健康づくりブース」、さまざまな高さの椅子から立ち上がる体験や早口言葉を行う「予防ブース」を用意した。

 ステージでは、「うちっちで考える、医療介護のこれから。~ワカモノ×よしもと芸人の化学反応~」と題し、吉本興業のお笑い芸人「レギュラー」「おかずクラブ」「ぬまんづ」「医者とおばあちゃん」と高校生、医師によるディスカッションを行ったほか、お笑いステージや医療従事者のインタビュー動画の上映などを行った。

 沼津市内から訪れた40代女性は「診療室を模したフォトブースで写真を撮ることができ、娘がとても喜んでいた。高校生たちが医療や介護の課題について真剣にディスカッションする姿にも感動した。介護は人ごとではない。介護職を目指す人の労働環境が改善していけばいいと感じた」と話していた。

 実行委員で「さとやま整形外科内科」の井原慶太郎さんは「少子高齢化の中、医療福祉業界の経営不振などがメディアで報じられていて、決して明るくはないこの医療福祉業界を、笑いとの掛け合わせで沼津から盛り上げたいと企画した。高校生と芸人、医師とのトークディスカッションでは、腹蔵ない若者の意見と、それを笑いで包む芸人のプロ技術、それを現実的かつ柔和にコメントする医師の化学反応で、これからの未来に希望を照らすような時間になった。今後も継続的に開催し、医療・介護の活性化を図っていけたら」と振り返る。

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