
テイクアウトのおにぎり専門店「おむすび結」(沼津市下香貫)が9月6日にオープンした。
沼津市産の米を土鍋で炊いたご飯を使ったおにぎりを常時8種類ほど用意する。メニューは、福岡県「みやちか」辛子明太子を使った「明太子」(300円)や、「TUNALABO(ツナラボ)」(焼津市)のツナを使った「ツナマヨ」(250円)、「塩むすび」(160円)、「うめ」(190円)、「枝豆昆布」(220円)、「肉みそ」(280円)、「桜海老(えび)」(250円)など。おにぎり購入客には「マルト工藤水産」(錦町)のかつお節と「カネジュウ食品」(焼津市)の「大御所みそ」を使ったみそ汁を1杯サービスする。
高校生以下の子どもは、店内に掲示された地元企業協賛の「優しい風チケット」を使うことで、おにぎりを3個まで無料でもらうことができる。
同店を経営する「優しい風プロジェクト」メンバーで、レシピ開発担当の鈴木慎也さんは「子ども食堂は沼津市内に27カ所あるが、開催されるのは月1回程度。日々の食事に困っているが、子ども食堂に行くことを友人に知られることが恥ずかしくて行くことができない子どもがいるという問題もあると知り、地元企業の協力を得て、高校生以下の子どもが誰でもおにぎりを受け取りに来れるようにした」と話す。
「運営メンバーの6人は本業と共にこの事業を行っているため、現在は土日のみの営業だが、今後は定休日以外、毎日、営業できるようにしていきたい。キッチンカーで学校や学童への食育授業も行いたい。食材にもこだわり、具を目いっぱい詰めたおいしいおにぎりを、多くの人に食べてほしい」とも。
営業は土曜・日曜の11時~17時。