オーストリア発の金管アンサンブル「ムノツィル・ブラス」のコンサートが11月23日、沼津市民文化センター（沼津市御幸町）で行われる。

音楽の都・ウィーンから来日するムノツィル・プラス

　同グループは1993年、ウィーン国立音楽大学の学生7人によって結成。グループ名の「ムノツィル」は、メンバーが出会った居酒屋「Gasthaus Mnozil（ムノツィル）」に由来する。トランペット3人、トロンボーン3人、チューバ1人の編成で、クラシック、ジャズ、ロック、民謡など、ジャンルの垣根を越えた多彩な音楽を披露する。

　演奏だけでなく、ステージでは無言劇やコントのような演出も取り入れ、楽器を使ったユーモラスな掛け合いや、身体表現を交えた芝居のようなパフォーマンスも特徴。

　今回は、ヨハン・シュトラウス2世の生誕200周年記念ツアーとして来日する。「シュトラウスSTRAU$$ ダンス・ビトウィーン・ザ・ライン」として、「ヨハン・シュトラウスがフランク・シナトラと手をつないでワルツを踊り、ショスタコービッチとプリンスが出会い、シューベルトのセレナーデと並んでクイーンのアンセムが響き渡るような世界を表現する」という。

　「令和7年度　文化庁　劇場・音楽堂における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」として、小学生以上、18歳以下の220人を無料招待する。

　同施設の芹沢れなさんは「音楽の都・ウィーンから、ムノツィル・ブラスがやって来る。国内外で年間130回以上の公演を行い、世界中に多くのファンを持つグループ。圧倒的な演奏テクニックと、歌あり、ダンスありの爆笑パフォーマンスを届けてくれる。海外の金管アンサンブルの生の演奏を、沼津で楽しんでほしい」と鑑賞を呼びかける。

　14時開演。チケットは、S席＝6,000円、A席＝4,500円。