「沼津さえ丸鮮魚店」(沼津市大手町)が10月29日、沼津駅前近くにオープンする。
「沼津港で朝上がった新鮮な鮮魚を販売する」と話す店主の益谷さん(関連画像3枚)
店舗面積は約16平方メートルで、席数はテーブル10席。
沼津港で朝取れた新鮮な鮮魚を販売するほか、イートインでは魚を使った定食などを提供する。
店主の益谷尚豪(ますたに なおひで)さんは沼津市出身。今沢小・中学校、沼津東高校卒業後、釣りライターとして活動。取材をきっかけに鹿児島の甑(こしき)島に移住して漁師になったという異色の経歴を持つ。漁師時代の船の名前は妻・さえさんの名前から「さえ丸」と、甑(こしき)島の仲間から命名されたという。2007(平成19)年ごろに沼津に戻り、居酒屋「さえ丸おじさんの店」をオープン。2店舗を経営し、アーケード名店街では鮮魚店兼居酒屋を経営していたが、コロナ禍で1店舗に集約した。新店は、同店の隣のビル1階に位置する。
オープンのきっかけについて、益谷さんは「沼津駅前の鮮魚店が閉店し、近隣の人から『港町・沼津の駅前に魚屋が一軒もないのはだめだ。魚屋をやれるのはさえ丸おじさんしかいない』と言われ、最初は断っていたが要望に応えることにした。イートインでは定食などを提供する。昼飲みもできるので、居酒屋よりも、さらに気軽に寄ってもらえたら」と話す。
営業時間は10時~20時。火曜定休。イートインは11月5日より営業予定。