松崎町須賀にある田畑を利用した花畑で5月1日から、花摘みイベントが開かれている。
観光客誘致のため松崎町が主体となり、町内の水田約5万ヘクタールを使って行う同企画。収穫が終わった11月に6種類の花の種を植え、翌年3月に見頃を迎える。
現在、アフリカキンセンカ・ルリカラクサ・ヒメキンギョソウ・ツマシロヒナギク・ヒナゲシ・ヤグルマソウの6種類が咲いている。昨年は期間中6万3000人が訪れた。
今年は花摘みだけでなく、地元青年たちで地域おこしを目的としたグループ「やろうじゃ協議会」が、メンバーたちでオリジナルのかかしを製作し、敷地内に設置。野良仕事をする中年男性や、自ら「オヤジ代表」のタスキを付けたかかしなど、「オジサンかかし」10体以上が並べられている。
かかしは今年2月から、約20人で製作。顔の部分は美容師の練習などで使われたマネキンをベースに、粘土などで補強した。参加した松崎町観光企画課の野口智弘さんは、「出来上がりもユニークなものになったが、作る過程も楽しかった。次回は多くの人と楽しみを共有したい」と話す。
花摘みは無料。今月5日まで。