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三島の浄化センターに路上アート 児童・生徒とアーティストが共創 

浄化センターの道路にペンキで色を塗る参加者

浄化センターの道路にペンキで色を塗る参加者

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 アートイベント「チャレンジ! 浄化センターの道路に絵をかこう2025」が11月23日、三島市の浄化センター(三島市長伏)で開催された。主催は、アートと地域をつなぐ市民団体「アルテ・プラーサ」(三島市富田町)。

アートイベント「チャレンジ!浄化センターの道路に絵をかこう2025」で仕上がった浄化センターの道路に描いた絵(関連画像5枚)

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 2022年に始まった同イベント。同団体会長の坂田芳乃さんは「アートが分野を横断して応援できることを子どもたちに体験してほしいと模索していた時期に、 三島市下水道課から、『下水の処理施設が日常の安全・安心・快適な生活を支えていることを、より多くの市民に伝えたい』という話を聞き、市民、行政、 企業、団体などの共創によって、施設内の道路に水をテーマにした巨大な路上絵を制作するワークショップを提案したのがきっかけ」と振り返る。

 本年度は 「くらしの水」 をテーマに、 「自然と水」「生活と水」「きれいになる水」の3部作を、小学3年~6年の32人の参加者と、地元アーティスト、 日本大学三島高校の生徒によるボランティアで制作する。

 約100メートルの道路に、沼津市で活動するイラストレーター渡邉純さんと画家マツナガマサエさんが下絵を描き、参加者が水性ペンキで色を塗り完成させた。「水ものがたり」を一人一人が描いたほか、浄化センター施設の見学を行ったほか、水の浄化の仕組みなども学んだ。

 参加した児童は 「大きな絵を描くことができてうれしかった。浄化センターの見学も勉強になった。 来年もまた参加したい」 と話していた。

 坂田さんは「未来を担う子どもたちに、アートを通じた表現がさまざまな分野で役に立つことを体験してもらうことができた。アートの視点を身につけることは、社会課題の理解や解決につながることを学ぶ機会にもなったと思う」と振り返る。

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