「Re:(り)」こと沼津東高校2年生の作家・まりさんによる個展「Σ-SIGMA(シグマ)」が12月20日、自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「チャトラコーヒー」(沼津市大手町)2階のギャラリー「チャトラ『プレイス』」で始まった。
「Re:」さん自身の脳を描いた「自画像 Hippocampus」(関連画像10枚)
漫画家の尾上龍太郎さんと茶畑るりさんの長女のまりさんは、物心ついた頃から絵を描き続けてきたという。現在は高校に通いながら、創作活動を行っている。
同ギャラリー年内最後の展示となる同展。会場にはアクリル画や鉛筆で描いた自画像、版画など約20点の作品が並ぶ。まりさんの絵をプリントしたコーヒーのドリップバッグやキーホルダー、クリアファイルなどのグッズも販売。
まりさんは「幼い頃に病気になり、15年以上同じ先生に診察してもらっている。その先生に憧れがあり、将来は医療系の仕事に就きたいと思う。絵は本業にせず、趣味として続けていきたい。いつか個展を開きたいと思っていたところ、周りの人から『やっちゃえば』とアドバイスを受け、今回の個展が実現した」と話す。
「クレヨンで『もふもふ感』を表現した作品『カンガルー』や、私自身の脳のMRIのデータを基に描いた作品、自画像などがお気に入り。私の誕生日である12月20日に個展をスタートできたのも感慨深い。多くの人に足を運んでもらえたら」と呼びかける。
開催時間は8時~18時(土曜・日曜・祝日は10時~17時)。水曜定休。12月30日まで。