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沼津の大工、技能グランプリで日本一に 「建築大工」金賞受賞

「第33回技能グランプリ」の「建築大工」職種で最高位の金賞と厚生労働大臣賞を受賞した原田宗広さん

「第33回技能グランプリ」の「建築大工」職種で最高位の金賞と厚生労働大臣賞を受賞した原田宗広さん

 平成建設(沼津市大岡)の大工・原田宗広さんが、「第33回技能グランプリ」の「建築大工」職種で最高位の金賞と厚生労働大臣賞を受賞した。

「第33回技能グランプリ」の「建築大工」職種で最高位の金賞と厚生労働大臣賞を受賞した「平成建設」の原田宗広さん(関連画像3枚)

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 熟練技能者が日本一の技を競い合う同大会。今回は2月27日~3月2日の4日間、大阪市内で開催された。建築大工職種には全国から35人がエントリー。屋根の構造模型である「振隅木(ふりすみぎ)小屋組」を2日間計12時間の制限時間内に作り上げ、その精度や仕上がりを競った。

 4代続く大工の家系に育った千葉県出身の原田さんは、建築系の大学を卒業後、「ものづくりが好き」という原点に立ち返り、同社に入社。自身3度目の挑戦となった今大会では、大会前の3カ月で練習を積み重ねた。「毎日、練習を重ねる中で壁を越える瞬間があった。一人では心が折れそうだったが、共に出場した仲間の存在が支えになった」と振り返る。

 今回の課題は当日まで一部の仕様が伏せられる難易度の高いものだったが、原田さんは持ち前の総合力を発揮。「この競技は技術だけでなく、考える力や体力が必要な『陸上10種競技』のようなもの。完成するまでミスが許されないプレッシャーがあったが、出し切ることができた」と話す。

 指導に当たった同社関係者も、業務時間中に練習時間を確保するなどバックアップ体制を強化。その結果、原田さんの金賞に加え、渡邊唯希さんが銅賞、樺沢友紀さんが敢闘賞を、それぞれ受賞し、出場した同社大工のうち3人が入賞するという快挙を成し遂げた。

 原田さんは「ようやく会社として職人を育てる土台ができた。今後は教える立場としても、大工という職業の価値や誇りを高め、なりたいと思う人を増やしていきたい」と意欲を見せる。

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