伊豆シャボテン公園(伊東市富戸)は4月6日、今シーズンのイベント「元祖カピバラの露天風呂」が終了したと発表した。
カピバラの露天風呂イベントは同施設が日本初で、30年以上続く歴史のあるもの。きっかけは冬場に飼育員がお湯で掃除を行っていたところ、カピバラたちが集まったことから。以降、飼育場にためたお湯に入るカピバラは園内の名物となり、多くの人がイベント目的に来園した。
同施設のカピバラは園内でも一番の人気で、2012年に行われた「第1回ISPどうぶつ名誉園長総選挙」でも2位に2倍以上の差をつけて得票数を獲得するほど。同施設広報担当の山本江理さんは「園内には多くの動物が身近に観察できるのが特徴だが、カピバラは年間を通して最も人気の種類。幅広い年齢層から愛されている」と話す。
ゴールデンウイーク中は春季限定でカピバラのタケノコを食べるイベントを実施。飼育担当の岩田寿紀さん(29)は「カピバラはげっ歯類なので、固い皮をかむ習性があり、そこに注目した。冬だけでなく、年間を通してイベントを考えて来園者に愛される施設にいていきたい」と意気込む。
開園時間は9時~17時。入園料金は、大人=2,300円、小学生=1,100円、幼児(4歳以上)=400円。