松崎町にある「田んぼをつかった花畑」が5月5日に最終日を迎え、多くの観光客が花摘みに訪れた。
同地域の観光客誘致を目的として2001年から松崎町と地元住民らが中心になって行われている同企画。約5万8000平方メートルの敷地には11月に6種類の花の種を植え、翌年3月末に花が咲き始める。6種類の花はそれぞれ見頃が異なり、この時期はヒナゲシやヤグルマソウなどが見頃を迎える。
同所では、観光客への印象をより高めようと、大小約30のこいのぼりを飾ったり、自作のカカシなどを敷地内に設置したりした。カカシの設置は昨年からで、町内関係者は「とても評判が良く、今年はより多くのカカシを設置し記念撮影のスポットにもなってる」と話す。
最終日となるこの日は朝早くから観光客が訪れ、ゴールデンウイーク中のメイン企画である花摘みを、それぞれ楽しんだ。
神奈川県から訪れた30代の女性は「例年ゴールデンウイークには通っていて、今年は母の日が近いので母に花を摘んでプレゼントしようと思った。今日は風もあり、こいのぼりが楽しく泳いでいる姿がとても印象的だった」と話していた。