JR沼津駅北口の旧西武沼津新館(沼津市大手町)跡にできた「沼津ラクーン」に7月7日、「沼津ラクーンよしもと劇場」が完成し、同日、こけら落としを行った。
劇場はよしもとクリエイティブ・エージェンシーが運営する劇場として10施設目で、同施設の4階ワンフロアを利用し、客席は151席。劇場は毎日運営され、所属のお笑い芸人のほか、地元に住みつつ劇場に立つ「住みます芸人」などがライブを行う。同劇場は地方の劇場の特性を生かすため、地域交流会などのイベントも開く予定。
こけら落としには、中川家、平成ノブシコブシ、カラテカ入江、ハリセンボン、地元静岡出身のトータルテンボスらが集まった。住みます芸人として、富士彦、カズ&アイ、ちゅ~りっぷ、ヌマンズが出演。住みます芸人たちは、静岡に移り住んだ証明に住民票を手に同劇場をアピールした。イベント中、近隣のご当地ゆるキャラなども登場して会場を沸かせ、記念撮影にも応じた。
こけら落とし公演のチケットは販売開始後間もなく売り切れ、当日は予約チケットを持った人々が開演を待つ状況に。長泉町から訪れた30代の女性は「お笑いは好きで、近くに劇場ができて良かった。今後は長くこの劇場が続いてくれることを願いつつ応援していきたい」とエールを送る。