三島商工会議所(=TMOホール、三島市一番町)で11月5日・6日、小中学生対象の職業体験イベント「三島おしごと探検隊」が開催された。主催は三島商工会議所。
商工会議所設立70周年記念事業の一環。市内外の14の事業者らが体験ブースを設置したほか、施設屋上では17の飲食ブースを並べ、家族連れを中心に2日間で約2500人が訪れた。
仕事体験ブースでは、新聞取材、ラジオアナウンス、テレビリポート体験のほか、警察官コーナーでは白バイの試乗や鑑識係の指紋検出体験、Googleストリートビューを作る体験コーナー、建築会社のコーナーでは現場で正確な距離を測る「光波測距器」による測量体験コーナーを展開した。子どもたちは実際の作業着を試着し、実際の仕事体験を行った。
5日には、市内の仕事現場へ向かうツアーを行った。参加した小学生19人は、市内の橋梁建設現場、伊豆箱根鉄道の車両工場、三島駅に近いホテル「昭明館」(同一番町)の新築工事現場を見学した。
昭明館の工事現場では、エレベーターや大浴場の見学や、最上階となる10階まで階段で上り、それぞれの部屋の特徴や役割などを説明した。参加した小学4年生の男子児童は「最上階から自宅が見えてとても楽しかった。見学した現場には普段入ることができないので、とても勉強になった」と笑顔を見せていた。
イベントを企画した商工会議所スタッフは「子どもたちにさまざまな技術やサービスなど体感してもらえ、とってもいい機会になったと思う。今回の体験ツアーなど次回にもつなげていければ」と話す。