伊豆ぐらんぱる公園(伊豆市富戸)で11月11日、イルミネーションイベント「グランイルミ」が始まる。
昨年、開園50周年の記念事業として開催された同イベントでは、8万平方メートルの敷地に約200万のLEDライトのイルミネーションを設置した。
伊豆半島では珍しく、期間中の来場者数は20万人を突破。周辺で観光施設を運営している男性は「夏場や秋など昼間には観光として遊ぶ部分が多いが、冬場や夜は皆無に近い。このイルミネーションのおかげで、伊豆高原の夜のおすすめとして紹介することができ、実際利用客も増えた」と話し、周辺への経済効果も見られている。
今年は同敷地に倍となる400万個のLEDイルミネーションを設置。広報を担当する山本江理さんは「面積における密度は日本で1番。イルミネーションが『濃い』ものとなっている」と「濃度日本一」をアピールする。
敷地内にあるイルミネーションは「体験型イルミネーション」と称し、12のコーナーやアトラクションを用意。昨年から人気のロングスライダーや、空中体験できるジップラインのほか、世界最大級面積・800個の巨大ランタンの展示、世界最大のパンダ型ランタンなど「昨年よりもより見どころを増やした。前回は20万人の来場だったが、今シーズンはそれを超えるイベントになれば」と話す。
11月7日には地元観光業関連者約600人を招待し、地元住民向けのPRイベントを実施。当日参加した市内在住のホテル業に勤める男性は「このイルミのおかげで、今シーズンは利用客との会話に事欠かなかった。今年も多くの人が伊豆高原に来てくれれば」と話す。
点灯開始を記念して11月12日には、グランイルミ親善大使である音楽ユニットCTSの特別ライブを行うほか、その後は同施設初の打ち上げ花火イベントも。期間中はさまざまなイベントを予定している。
営業時間は17時~21時。入場料は、大人=1200円、小学生=600円。