JR三島駅にほど近い「楽寿園」(三島市一番町)で7月6日、同園にいるアルパカの毛刈りが行われた。
同園のアルパカはオスのココアとメスのクララの2頭。今回、クララの毛刈りが行われた。
10時に始まった毛刈りは夕方まで続く長丁場となり、多くの来園者が足を止めてその現場をのぞいた。来場者たちからは「珍しいものが見られた」と普段は見られない姿に喜ぶ反応もあった。
毛刈り後のクララの姿を見た市内在住の30代の男性は「こんなにほっそりしていると思わなかった。夏らしく涼しい感じ。最初はびっくりしたが、この姿もかわいい」と感想を述べた。
アルパカの毛は高級品として扱われ、同園では毛の汚れていない部分を市民に提供する予定。現在は約3キログラム・45リットルの袋2袋分の毛を保管している。
同園の高木希さんは「今後、ココアの毛刈りも行う予定で、より多くのアルパカの毛が採取される予定。地元のクラフト作家の人々に使ってもらい、新しいものが生まれてくれれば」と期待を寄せる。
オスのココアの毛刈りは15日に行う予定。