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熱海が舞台の「忍者女子高生」動画、人気に-10日で500万回再生

ロケ地となった来宮神社の本宮にて

ロケ地となった来宮神社の本宮にて

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 7月15日にユーチューブで公開された「忍者女子高生 制服で大回転 japanese school girl chase #ninja」がネットを中心に話題を集めている。

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 動画はサントリー「CCレモン」の限定コンテンツとして公開。「青春動画プロジェクト」の第1弾として登場した今回の作品は、女子高生2人がスマホで動画を撮影しあうところからスタート。追いかけっこをしていくうちに「まきびし」「変わり身の術」「煙玉」など忍術を駆使しつつ街中を舞台に走る。舞台にはお城や神社も登場する。

 動画は7月15日、サントリー公式チャンネルで公開され、25日現在の再生数は480万回を突破。同社広報担当者は「インターネットで多くの人に見てもらいたい気持ちはあったが、ここまで早く拡散されると思わず驚きを隠せない」と話す。

 ロケには熱海市が全面協力し実現した。ロケ地は市役所の旧庁舎や地元商店街、来宮神社や熱海城までとバラエティー豊か。ロケハンは3回ほど行われ、6月15日・16日の2日間、ロケが行われた。

 今回ロケ地の案内と交渉を行った熱海市観光課の山田久貴さんは「最初はどんなものが仕上がるか、とても気になって楽しみにしていた。市内の施設などを多く使ってもらい、スピード感のあるものとなった。熱海という文化や商業、自然などがコンパクトにまとまる街ならではの作品となった」と話す。

 また今回のロケ地となった来宮神社(熱海市西山町)では、女子高生たちが本殿でバク転とジャンプをするシーンを撮影。同神社の雨宮盛克宮司は「熱海は海外からの観光客も多く、今回海外のユーザーを対象にしていると聞き、熱海の活性化の一翼を担えると思い、協力した。この動画をきっかけにより熱海のことを知ってもらえれば」と話す。

 同作品を企画した美人時計の西藤篤史さんは「今回の企画はユーチューブを中心とした拡散を目的としたもの。その数量を考えると国内のマーケットだけでなく、海外のマーケットを視野に入れた。近年『マカンコウサッポウ』で面白いコンテンツを作る女子高生と、日本古来の忍者を掛けあわせたのもその理由のひとつ」と今回の制作を振り返る。

 現在500万PVに届く勢いについては「当初の予定よりも早く驚いた。先日は映画俳優のラッセル・クロウがツイッターで紹介してもらい、驚きがあった」(西藤さん)。そして拡散されるコンテンツづくりについて「インターネット、とりわけユーチューブのような能動的なメディアでは、話題になるチャレンジが必要で、柔軟さも必要。今回はそれを十分に行え、チャレンジにクライアントが理解を示したことも重要だった。今後も様々なチャレンジに取り組んでいきたい」と話す。

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