道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で8月22日、「片づけ大賞 JAPAN ORGANIZING AWARD2017」ファイナリストの壮行会が行われた。
8月24日に大阪で行われる同イベントは「収納・片付けのプロ」という職業の普及と認知度向上を目的に、全国から「片付けのプロ」がエントリーする。当日は8人のファイナリストが事例を踏まえてプレゼンを行い、「片付け大賞」を決める。
同大会ファイナリストのあがたよしこさんは駿東郡長泉町在住。大学を卒業後、外資系企業で営業職を経験し結婚。「育児を行っていた時は片付けが苦手な部類で、自宅の購入を目指して賃貸住まいだったが、新しい自宅を片付ける自信がなかった」と振り返る。
現在は、小学校5年生と3年生の娘を持つ母として生活する傍ら、片付けを中心としたアドバイスやコンサルティングなどを行う業務を行っている。
片付けのきっかけは2人の娘の「家事分担」という。あがたさんによると、長女は風呂掃除や洗濯物の収納が得意で、次女は料理をすることが得意なことを発見したという。「それぞれが得意な分野を生かして、家事を行えば全員が楽しく分業できることが分かった」と話す。
あがたさんはその後、家族の家事や整頓の「仕組み化」を提案。「通常ママが仕事で家を空けるというのは、不安や罪悪感がつくもの。出張先でも十分に仕事のパフォーマンスが生かせない。そんな時に、仕組み化を行い、得意な家事を家族や周囲にあらかじめ分担しておくことが大事。得意なこと、好きなことなので積極的に行ってくれ、不安を解消し、罪悪感が軽減する」と話す。
あがたさんは今回の決勝で、デザイン会社を経営する傍ら、三つ子の母として活動している津賀由布子さんを事例とした発表を行う予定という。「2泊3日家を空けられるように仕組みを作り、実際に津賀さんが出張に行ったエピソードを披露したい」とあがたさん。
「ぜひ優勝して、ワーキングマザーや主婦たちの『あり方』のお手伝いができるようになれば」と意気込む。