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南伊豆の道の駅で「伊勢海老づくし」イベント 早むき大食い選手権も

合計100匹以上の伊勢エビをほおばる参加者ら

合計100匹以上の伊勢エビをほおばる参加者ら

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 道の駅・下賀茂温泉湯の花(南伊豆町下賀茂)で9月24日、イベント「伊勢海老づくしの特別な1日」が開催された。

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 南伊豆町は県内で一番の伊勢エビの水揚げ量を誇る土地で、全国でも3番目と伊勢エビ漁が盛んな場所として有名。

 伊勢エビ漁は毎年9月中旬に解禁されるのが慣例だが、今年は台風の影響で21日に解禁された。今年の伊勢エビ漁に関して、伊豆漁協南伊豆支所の吉田大作さんは「今年の大きさは小ぶりで200グラム以下のものが多く水揚げされる。(当地の伊勢エビは)黒潮の影響もあって身が引き締まっていて、味も甘みがあるのが特徴。伊勢エビを食べに来るために何年も訪れる観光客もいるほど」と話す。

 同地域では観光客向けに伊勢エビの食事付き宿泊プラン「伊勢海老まつり」を行っており、県内外からの観光客を呼んでいる。今回のイベントについて、南伊豆町観光協会の桑原弘行さんは「地元伊豆半島の人や町内の人にも伊勢エビの魅力を知ってもらい、多くの人が伊勢エビの情報発信してもらいたい」という狙いを話す。

 同イベントは昨年に引き続き2度目で、伊勢エビに関する〇×クイズや、伊勢エビの半身を焼いて提供するなどの各種イベントを用意。伊勢エビは80匹ほど用意したが、午前中のうちに完売。昼前後に訪れた町内在住の主婦は「もっとゆっくり販売していると思ったが残念。ただ、伊勢エビの人気があるということで地元民としてはうれしい」と話す。

 メインイベントは伊勢エビの早むき大食い選手権。3人1組になり、殻つきの伊勢エビおよそ7匹分(市場価格約1万円)を制限時間内に余すことなく食べたチームが勝利するもので、イベントには5チームが参加。それぞれ参加者は殻をむきながら、伊勢エビを口いっぱいに?張った。

 優勝したのは、三島市在住の山下英男さん、明香里さん夫婦ら3人のチーム。英男さんは「伊勢エビのシーズンなので旅行をしようと考えていたら、このイベントを知った。思った以上に簡単にむけてビックリした」と感想を話す。妻の亜香里さんは「このような体験は今まで無かった。欲を言えば、もっとゆっくり食べたかった」と笑う。

 桑原さんは「南伊豆は伊豆の最先端にあり、ここに来てくれれば周辺の立ち寄りなど、多くの人が興味を持ってくれる。今後も自然など町の資産を生かしていける企画を行っていきたい」と話す。

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