沼津を中心に経営者の勉強会と交流会を行う「社長の学校 Salon de SHACHO(サロン・ド・シャチョウ)」(沼津市宮町)をオープンして1カ月がたった。
「社長の学校」は、地元経営者を対象に、社長に必要な「経営学」と「広告学」を学ぶ3カ月集中セミナー。同施設はセミナーのほか、卒業者と在校生の交流に利用する。リビングを授業に使う部屋にし、そのほか2部屋を会員たちの交流に使う。
経営学の講師で税理士の木村昌宏さんは「自身の顧客を対象とした経営セミナーは何度も行ってきたが、地元の経営者が従業員から相談を受けたり、経営者同士で意見交換したりする場所は少ない。経営だけでなく、ブランディングを学びながら、自社の強みを強化し、さらに社長たちの交流を促す仕組み、場所にできれば」と話す。
広告学の講師で広告・ブランディングのコンサルティング業務を行う野田千絵さんは「自身が家族と移住してきたときに心配だったのが、仕事の面。自身の仕事の経験が生かせるものがあるか、マッチングするかについてとても不安があった。その不安を払拭(ふっしょく)するためには、魅力ある社長と仕事があることが大事と感じた」と話し、「勉強会や交流を通して、地域の仕事の魅力を今後もアップできれば」と意気込む。