沼津仲見世商店街(沼津市大手町)で10月22日、「第3回リノベーションスクール@沼津 公開プレゼンテーション」が行われた。
沼津市での開催は今年で3回目。市内にある遊休不動産3物件を対象に、参加者が3日間かけて、物件再生・活用のための企画立案、デザインアイデア、事業計画などの講義を受け、最終日のこの日、プレゼンテーションを行った。
今年は高校生から50代まで21人が集まり、商店街にある商店・狩野川沿いの古民家・西浦地区の生産工場など3物件について知恵を出し合った。
同企画は、物件オーナーの了承が得られれば、実際の事業計画としてスタートすることができるのが特徴。参加した地元沼津出身の男性は「沼津が元気になれればと思って参加した。講師陣にも本気のアドバイスをいただきとても勉強になった。自分は会社員だが、この企画をきっかけに沼津をよくすることができればとの考えが芽生えてきた」と話す。
同企画を担当する沼津市役所の渡邉和之さんは「今年で3回目となり、多くの人材が集まった。これまでの沼津の街づくりは、一部のスキルを持った人材に頼ってきたが、イベントを通じて、多くの人々が街づくりを担う人材として発掘できた」と話す。
渡邉さんは「今後も同様の取り組みを重ねていき、行政の得意な部分、民間の得意な部分をフル活用できるような人材交流、人材の成長を行っていきたい」と話す。