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土肥で「ありがとう土肥小学校」企画 卒業生がプロジェクションマッピング

プロジェクションマッピングをテストするメンバーたち

プロジェクションマッピングをテストするメンバーたち

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 土肥小学校(伊豆市土肥)で3月24日、閉校式イベント「ありがとう土肥小学校」が行われる。

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 1874(明治7)年から続く土肥小学校の校舎を舞台に行われる同イベント。同校は4月、児童の減少などを理由に現在の土肥中学校と合併し、小中一貫校となり、廃校となる。

小学校OBなどで形成する団体「トイズボックス」が中心となって行われる。同団体の鈴木基仁代表はきっかけについて、「小学校のこどもたちだけでなく、出身者や在住者などそれぞれの思い出の1ページへ新たに加えてほしいと思って実行した」と話す。

 イベントでは約5000本のペットボトルやLED電球を活用したキャンドルを用意。キャンドルには在校生や卒業生のメッセージなどを書き込み、幻想的なグラウンドを演出。校舎では、土肥小学校にまつわるエピソードを聞かせる「語り部」コーナーや、思い出を描いていく「らくがき」コーナーなどの設置も。地元OBらによる出店も計画している。

 イベントでは、同小学校の壁面をプロジェクションマッピングを行う。企画を担当するのは、同校出身者の勝呂太一さん・拓哉さん兄弟。同企画について、弟の拓哉さんは「閉校になっていくことは残念だが、小学校に感謝の気持ちを言いたかった。今いる小学生たちに思い出を提供したいと思い、プロジェクションマッピングを企画した」と話す。

 プロジェクションマッピング制作に挑戦したのは2カ月前。英語版のソフトを手探りで操作するところからスタートしたという。兄の太一さんは土肥小学校や土肥地域の写真を住民らから集め、壁面を使用した写真動画を上映する予定。

 拓哉さんは「このイベントには、地域の人はもちろんだが土肥を離れている、地元の出身者にも来てほしい。小学校の閉校は一度きり。故郷の思い出を一緒に体感したい」と卒業生の参加を呼び掛ける。

 開催時間は16時~21時。

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