三島市が8月1日から「受診率アップキャンペーン」を始めた。
同企画は今年4月1日から検診を受けた20歳以上の三島市民を対象として、検診を受けた証拠となる健診受診カード・結果表・領収書を店舗で提示すると、その場で使える1,000円分の商品券を贈呈するもの。
引き換え対象店舗は沼津・三島を中心として飲食業を展開する「雄大グループ」(沼津市)が運営する11店舗。今回は市の健康づくり課と同社のコラボ企画として始まった。
今回の企画を担当する同課の土屋千紘さんは「現在までの取り組みはイベントで検診を促すグッズの配布などで意識を高める活動を行っていたが、その対象となる多くの人が健康に関心があり、健診を受ける人が多かった。今回のキャンペーンは健診を受けていない30代~50代の男性や、主婦などをメーンターゲットにしたもの」と話す。
現在、三島市の特定健診受診率は国民健康保険加入者の39.5パーセント(2013年度)と県内でも高い方だが、今後このキャンペーンを広げることによって「働き盛りの人の健診率を上げて60パーセントを目標としていきたい」(土屋さん)と期待を寄せる。
今後に関して同課の柿島淳さんは「健康に関して無関心の世代に興味を持ってもらいピーアールできることを進めていきたい。健診だけでなく、健やかで幸せになる活動を広げていきたい」と話す。
キャンペーン終了は今年12月末まで。