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三島のカフェで「上映会」企画 文章と写真のコラボレーション

店内のスクリーンに映る作品と店主の四宮さん

店内のスクリーンに映る作品と店主の四宮さん

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 三島広小路駅近くにあるカフェ「waltz.wine cafe_gallery(ワルツ ワインアンドギャラリー)」(三島市緑町、TEL 055-972-3572)で現在、企画展「わたしのパンと、私の珈琲(コーヒー)」が行われている。

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 同企画は静岡県を中心に展開している情報誌「Baratee(バラッティ-)4号の特集「しあわせのパンとコーヒー」がきっかけとなったもの。

 冊子には高校時代から同級生でかつて一緒に店を切り盛りしていたJUN kobo bakery(三島市)とJUN kobo CAFE(御殿場市)の2人の純子さんにまつわるストーリーを掲載。冊子の中の文章をwalzの店長で、オーナーシェフの四宮浩司さんが制作。冊子に使用された写真は写真家の行貝チヱさんが撮影した。

 同企画のきっかけに関して四宮さんは「冊子の編集者から依頼があり制作した。今までイベントや企画などで文章を書く事はあったが、『私』という呼称で話を進めていくことにとても楽しみを覚えた。行貝さんとも交流もあり、冊子だけでない静かな物語を上映会としてできないか、と考えた」と話す。

 映像制作は編集者の住麻紀さんが担当。行貝さんが撮影した写真と四宮さんがつづった文章が動画として店内で上映している。

 四宮さんは、同店の料理を担当しながら店舗の経営も担当。その活動の傍ら家具の制作や、同店を利用したイベントなども多く企画。四宮さんの精力的な活動について、「どれもレストランの価値を高めるための方法の一つ。料理や雰囲気だけでなく、さまざまな分野を経験することによって、経験がレストラン運営のためになる。学びながら進んでいく『賄い』のようなものだ」と笑う。

 四宮さんは同店1階にあるレストラン「dilettantecafe(=ディレッタントカフェ)」を始めて今年で12年目。多くの新規店が増え、また撤退することが多い飲食店において10年以上続けることは「最初は食事や雰囲気、またサービスなどに注目する利用客もいる。時間が経過していくことで、そこには音楽やインテリア、人柄など多くの要素が店舗を支える指標となる。さまざまな試みがレストランというものを立体的にし深みが出ると思っている」と絶え間ない進化について話す。

 今後について、「実は映像の上映を行ったのは初。今後は『ワルツ座』として映画の上映なども考えていければ」と話す。

 営業時間は、ランチ=12時~14時、ディナー=18時~22時。上映会は2月14日まで。

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