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熱海で「別荘コンシェルジュ」サービス 別荘所有者の利便性向上へ

熱海の別荘地で活躍する池田さん

熱海の別荘地で活躍する池田さん

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 熱海市が8月1日から、別荘所有者を対象とした「別荘コンシェルジュ」サービスを開始した。

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 同事業は、市内に9400件ほどある別荘の所有者向けに始めるサービス。現在はコールセンターなどの対応となるが、年内には専用の会員制ホームページを立ち上げ、熱海のイベントや飲食店情報などを世代別に発信する情報を発信するという。

 同サービスのきっかけについて、担当の池田佳世さんは「熱海には古くから別荘地として有名で、多くの人が別荘を所有している。しかし、年間に訪れるのは5日程度。今回はより多くの所有者が熱海の魅力を知り、訪れる回数を増やすというのが目的」と話す。

 池田さんは熱海出身の24歳。大学では英会話などを学び、昨年熱海市に就職。介護福祉の仕事を経て、今年に観光経済課に配属され、コンシェルジュに就任した。「旅行に行ったり、市内で新しいお店やカフェなど歩いて探したりするのが好きなので、この仕事に反映させていければ」と意気込む。

 今後はホームページでの情報発信のほか、季節の開花情報や、道路の渋滞などリアルタイムでの情報を提供していく予定。池田さんは「熱海は人と人との距離が程よく、住みやすい街。別荘所有者にもその魅力を伝えられるよう、足で稼ぎ、丁寧な情報発信を行っていきたい」と意気込む。

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