三島駅南口にある楽寿園(三島市一番町)で現在、アルパカの赤ちゃんが一般公開されている。
アルパカは、同園で飼育されているオスのココアとメスのクララの間に9月21日に生まれたもの。性別はまだ確認できないが、約7キロの元気な赤ちゃんだ。
同園でアルパカの子どもが生まれたのは初。アルパカは全身が毛に覆われているため妊娠の兆候が分かりづらく、妊娠に気付いたのは出産直前になってのことだった。
同園の山本希さんは当時のことを、「ほかの動物の出産に関しては経験があるが、アルパカは初の出来事。アルパカの飼育経験のある動物園などからアドバイスをもらい、園内スタッフの手によって無事に出産することができた」と振り返る。
10月17日にお披露目されたアルパカの赤ちゃんは、お母さんのクララについて一緒に歩くなど、そのかわいらしさを園内で振りまいている。赤ちゃんを観察した30代の女性は「思う以上に大きかったが、とてもかわいかった。成長を見に通ってみたくなった」と話す。
現在赤ちゃんアルパカの名前を募集している。名前の条件はなく、原憲治園長は「みんなに愛される名前で、男女とも気軽に声を掛けてくれる名前がいい」と話す。
現在の応募では母のクララの影響か、クララの登場する「アルプスの少女ハイジ」で登場するヤギから「ユキ」や「ハイジ」の応募も。そのほか「クラレ」「モコ」「パカノウエノタムラマロ」などの応募もある。名前に採用された応募者から抽選で記念品を進呈する。
応募場所は同園アルパカの展示場。応募は11月16日まで。