三嶋大社(三島市大宮町)で2月3日、節分祭が執り行われた。
三島市内の中心地に鎮座する同神社は、大鳥居前を東西に旧東海道と南へ旧下田街道につながる伊豆半島の要所として存在する神社。同地の三島は大社から由来されると言われている。
神社の節分祭は午後1時に開始され、75歳以上の「年男」たち17人や、同神社の崇敬会の会員たちが本殿で厄払いを行った後、舞殿に集まり豆まきが行われた。舞殿の周辺は約5000人の来場者に取り囲まれ、年男たちが投げる豆袋をつかみ取る姿もかいま見えた。
節分祭に訪れた三島市在住の50代主婦は「毎年の恒例行事。今年は普段よりも多く豆をもらえたので、昨年以上に福が訪れることを信じたい」と話す。
また長泉町在住の30代の主婦は「3歳になる娘と一緒に来た。年男からもらった福をもらい、娘も自分も長生きで健康でありたい」と話していた。