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三島でまちづくりの講演会-ポイントは「堅く考えないこと」

登壇する佐々木一彰さん

登壇する佐々木一彰さん

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 三島市立図書館(三島市一番町 TEL 055-983-0880)で1月31日、図書館講座「まちづくりの現在-中心市街地活性化の取組を中心として-」が開かれた。

 豊かな暮らしの実現や身近な問題の解決のために図書館の本を活用してもらうことを目的に開く同講座。市内外から約100人の聴講者が集まった。

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 講師の野村総合研究所・佐々木一彰さんは、静岡市や浜松市をはじめ国内各地の商業振興、中心市街地活性化に関連する調査や計画策定に関わってきた人物。

 佐々木さんは講演の中で、「今後人口減少・高齢化社会が進むなかで、これまで各地で郊外へと拡大してきた人口集中地域を見直し、都市機能を中心市街地に集中させるコンパクトなまちづくりが必要だ」と話した。

 中心市街地活性化のための重要な方策として、地域の特性を生かし、望ましい商業集積のあり方と商業立地の誘導規制の方向を示すガイドラインの策定や、市民や行政などのさまざまな立場の人がまちづくりへ関わることを強調し、事例として、市民が気軽に参加できるアートフェスタの開催や地域情報紙を発行している東京都のNPO法人「大森まちづくりカフェ」を紹介し、ひとりひとりがそれぞれの立場で街と関わり合うことで、つながりが生まれ、活動が多様化すると説明した。

 聴講者からの「人口減少していくこれからの三島はどうしたらよいと思うか」という質問に対し、佐々木さんは「話をする場所がない、仲間がいないと思いがちなので、きっかけを作ることが重要。ポイントは堅く考えないこと。ゆるくやるのがよい」と答えた。

 佐々木さんは「三島市はチェーン店が少なく個性的な商店が多い、まちづくりの先進地だと認識している。既に活動をしている方もいるだろうから、まちづくりの関係用語に興味を持ち、自分の街にどんな活動があるのか関心を向けてほしい」と聴講者に呼び掛けた。

主催者の三島市立図書館司書・佐野裕美さんは「今、日本の図書館界全体が変化するニーズに応えようと模索している。この講座をきっかけに、街の中で図書館が果たしている役割に気付いてもらえれば」と話す。

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