三島の図書館で「ビブリオバトル」日本一の高校生が模範演技-読書の楽しみ伝える

今回の模範演技を行った中村さん

今回の模範演技を行った中村さん

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 三島市民生涯学習センター(三島市大宮町)で3月14日、イベント「三嶋市立図書館ビブリオトーク」が開催された。

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 同イベントは施設内にある三島市立図書館のイベントの一環として開催されたもので、2007年に京都大学で開催された、自身が読んだ本の感想と感動を伝える書評バトル「ビブリオバトル」を原型にしたイベント。登壇者は5分以内で、本の概要と魅力を伝え、観衆に読ませたいと感じさせたほうが勝利となる。

 今回のイベントでは、バトル形式ではなくお互いの本の魅力を伝え合う「トーク」として開催。会場では6組のイベント参加者のテーブルを設置。バトル形式テーブルには三嶋在住の小説家である間宮緑さんや、絵本作家の江頭路子さんらも集まった。

 また今回のイベントでは、オープニングの模範演技として、今年1月に開催された「全国刻子学校ビブリオバトル2014」で優勝した、日本大学三島高校(三島市)2年の中村朱里さんが登壇。グランプリ受賞時に読み上げた、辻村深月さんの「冷たい校舎の時は止まる」の魅力について披露した。

 模範演技を終えた中村さんは、イベントを終えて「とても緊張した。でも多くの人が聞いてくれてとても楽しかった」と感想を話す。本については「中学生のときに読んで鳥肌が立つほどの衝撃を受けた。シリーズになっていて、奥深く楽しめる部分が印象深い」と理由を話す。

 中村さんはビブリオのポイントとして「最初の1分に本の『つかみ』が大事。5分の時間を配分してまとめるのに苦労するが、そこがポイントだ」と話す。

 将来について中村さんは「本が好きで、小さいころから母に読み聞かせをせがむほどだった。将来は出版社や書店など本に携わる仕事に就いてみたい」と話す。

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