静岡・松崎町須賀にある田畑を利用した花畑で3月中旬ごろから、アフリカキンセンカをはじめとした草花が開花シーズンを迎えている。
約5万5000平方メートルの水田を使い、春に咲く花6種を植えた同取り組みは、2001年から始まり今年で14年目。例年、5月のゴールデンウィークごろまで花の観賞が楽しめる。
松崎町によると、観光客誘致の一環として行っている花畑は昨年、約6万5000人の来場者を記録したという。担当者は「これからシーズン本番を迎え、ゴールデンウィークの花摘みイベントがピーク。こいのぼりと一緒に花摘みが楽しめる」と呼び掛ける。
今年は例年に比べて咲く時期が遅く、川沿いのソメイヨシノの開花も同様に遅れているという。臨時駐車場の管理を行っている60代の地元男性は「1週間から10日ほど遅い。暖かくはなってきているが、朝夕の温暖差が影響しているのでは。桜と花畑のシャッターチャンスは花が見ごろになる4月上旬を予想する。ソメイヨシノは雨や寒さに影響されるので、事前に情報確認をしたほうがいい」と話す。