沼津港大型展望水門「びゅうお」(沼津市本千本)で1月24日、ライトアップ点灯式が行われた。
グラデーションで演出した沼津港大型展望水門「びゅうお」(関連写真3枚)
同水門は、東海地震の津波を防ぐ目的で沼津港に造られた水門で、津波を抑える扉体は幅40メートル、高さ9.3メートル、重量406トンと日本最大規模を誇る。展望台からは富士山や駿河湾を望むことができ、年間約14万人が訪れるという。
ライトアップではこれまで電球を使っていたが、LEDに切り替えた。LED化したことで同水門壁面のライトアップで無限の色彩が再現できるようになり、グラデーションも演出できるようになった。展望回廊には約100個の台湾ランタンも設置した。
点灯式には約130人が訪れた。紫がかった白色を単色固定で10分、グラデーション演出を10分、交互にライトアップした。
沼津市内から訪れた40代男性は「これまでより色彩豊かで、グラデーションがきれいだった。台湾ランタンもカラフルだった」と話していた。
同水門の長澤禎文館長は「ライトアップのリニューアルで、これまでのように写真で撮影することはもちろん、色彩の変化を動画で撮る楽しみができたので、この機会に多くの人に見に来てもらえたらうれしい。館内からはライトアップの設備を見下ろすこともできるので、機械好き人はそうしたところを見るのも面白いのでは。ちょっとした散歩で、気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。
ライトアップは日没~22時。入館料は、大人=100円、小中学生=50円。