![「マンガでわかる! 子どもがアレルギーと言われたら読む本」を出版する「ぬまづ書房」の宮坂さん](https://images.keizai.biz/izu_keizai/headline/1739538388_photo.jpg)
2023年11月設立の「ぬまづ書房」(沼津市高沢町)が2月20日、1冊目の本を出版した。
出版、電子出版物の企画、編集、制作、販売に加え、コミュニティスペース、新古書店を経営する同社。1冊目の書籍は「マンガでわかる! 子どもがアレルギーと言われたら読む本」。著者はイラストレーターでライターの竹中恭子さんで、医師で「西鎌倉こどもクリニック」(神奈川県鎌倉市)院長の下田康介さんが監修した。スキンケアや食べ物、洗濯や掃除についてなど、アレルギーを抱える子どもの母親53人の体験談を漫画で紹介する。
社長の宮坂雅代さんは「おととし、息子がアトピー性皮膚炎と診断され、何冊も関連本を読んだが解決に至らず不安を抱えていた。ママ友でもある竹中さんはこれまで、母親から3000件以上の電話相談に乗っていて、長女のアレルギー体験を書いた『まりもちゃんのアトピー日記』をはじめとする『まりもちゃん』シリーズを出版している。最新のアレルギー事情を盛り込んだ竹中さんの本を出版したいと思った」と話す。
宮坂さんは「本を通して女性の人生を応援し、故郷の沼津を豊かにしていきたい。その思いから『ぬまづ書房』を立ち上げた。本の持つ力で、本による社会貢献を目指していきたい」とも。
仕様は192ページで、価格は1,650円。書店やアマゾンなどで扱う。