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清水町の幼魚水族館で「卒魚式」 40匹が「進学」、里帰り1期生も

卒魚式の様子

卒魚式の様子

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 幼魚水族館(清水町伏見)で3月15日、「卒魚(そつぎょ)式2025」が行われた。

「卒魚生へ贈る言葉」を披露する鈴木香里武館長 

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 2022年7月7日にオープンした同館。成長した幼魚を他の水族館へ「進学」させる「卒魚式」を2023年から毎年、行っている。

 今年は、ナンヨウツバメウオやソウシハギ、アミモンガラ、スジモヨウフグ、ヒメツバメウオなど15種類40匹の成長した幼魚が、「青森県営 浅虫水族館」(青森県)、「市立しものせき水族館 海響館」(山口県)、「レゴランド・ジャパン・リゾート シーライフ名古屋」(愛知県)に、それぞれ「進学」する。

 初の取り組みとして、2024年6月に浅虫水族館から受け入れたフサギンポの幼魚と2024年11月に「海響館」から受け入れたロングスパインバーフィッシュの幼魚が里帰り1期生として引き渡される。

 卒魚式では関義弘清水町長による来賓あいさつや、同館の鈴木香里武館長と広報の石垣幸二さんによるトークショー「卒魚生の想い出」があったほか、三島市まりあ保育園(三島市松本)園児による卒魚ソングや鈴木香里武館長からの「卒魚生へ贈る言葉」も披露された。

 鈴木館長は「毎年1館ずつ進学先の水族館が増え、今年は3つの水族館に卒魚生が進学する。これからは3つの新しい場所で新しいお客さまに感動を与えてほしい。幼魚水族館が目指す『幼魚を文化に』という目標に向かって、これからも進んでいく。卒魚生の皆さんの第2の魚生が、生き生きとみずみずしくあることを願っている」と話した。

 下田市から訪れた小学5年の谷口亮介さんは「幼魚水族館がオープンしてから何度も来てる。卒魚式も毎年見に来ている。幼魚はそれぞれ形が違って面白い。特にカエルアンコウが好き。今日はいろんな幼魚を見ることができて良かった。将来は研究者になりたい」と話していた。

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