
沼津の飲食店「ベルサイユのバル」(沼津市大手町)が5月1日から、240種類の「お茶割り・OCHAKE(おちゃけ)」メニューをスタートした。
静岡県のお茶を使った「お茶割り拡大プロジェクト」として、水口園茶園(町方町)の「奥緑」「焙じ焙(ほう)じ茶玄米茶」、宮代製茶(西沢田)のやぶきた茶、まるも茶店(東椎路)のフレーバーティーなど15種類の茶と、焼酎、ウオッカ、ジン、ラム、ウイスキーなど16種類の酒を組み合わせた240種類の「お茶割り・OCHAKE」を提供する。
店主の篠崎彰さんは「静岡県はお茶の生産量が断トツで日本一だと思っていたが、ふとニュースを見ていたら、お茶離れによる消費量の低下や生産者の高齢化などでお茶の生産量が減り、鹿児島県に生産量で追い越され、日本一から陥落したと知った。それならば、お茶の消費量を増やすために何か応援できないかと思い、このメニューを考案した。いろいろな組み合わせを試して自分好みの飲み方を探してほしい」と話す。
「この取り組みがきっかけで、県内産の茶を使ったメニューを提供する店が増えていけばうれしい。沼津駅南口から沼津港までの『さんさん通り』が、さまざまな茶のメニューを楽しみながら観光客が歩ける通りになれば。静岡県産の茶の魅力を発信していきたい」と意気込む。
営業時間は、11時30分~15時(土曜・日曜祝日除く)、18時~23時。日曜定休。