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三島出身の編集者が「動物本」発行-楽寿園の歴史も題材に

冊子を持つセキノさん

冊子を持つセキノさん

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 楽寿園(三島市一番町)の動物園を題材にした冊子「見たい!知りたい!楽寿園のどうぶつたち」が5月2日、発刊された。

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 同冊子は楽寿園の動物たち27種を取り上げ、各動物の特徴や生体などを紹介。メーンテーマは「動物たちの暮らし」で、冊子の中では今年1月に来園したレッサーパンダや、今年で40歳になるテナガザルのモモなどが丁寧に紹介されている。

 冊子では動物の紹介だけでなく、動物を通した同園の歴史や、園に生息しているセキセイインコをかたどったモビールの製作方法まで多岐にわたって紹介する。企画・編集を行ったセキノツカサさんは「子どもたちだけでなく、多くの世代に読んでもらえる構成にした。三島の人々は子どものころに来園するが、大人になると来ることが少ない。この本を読んでもらい、再び来園するきっかけになれば」と話す。

 セキノさんは三島出身で、大学進学で上京。出版社に勤めた後に独立し、三島にUターン。「子どものころには普通と思っていた施設だったが、離れて故郷に帰ると自然が豊かで、暮らしの近くにあるのを感じた。その暮らしや魅力を伝えたいと思った」という。

 今後についてセキノさんは「動物たちは常に変化している。単行本という形に限らず、変化する姿を今後もっと伝えていければ」と展望を述べる。

 価格は810円。インターネット、市内の雑貨店などで販売している。

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