沼津商業高校(清水町徳倉)吹奏楽部が11月3日、2025(第31回)日本管楽合奏コンテスト全国大会で最優秀賞と準グランプリを受賞した。
管楽合奏全国大会で最優秀賞と準グランプリを受賞した沼津商業高校吹奏楽部のメンバー
1995(平成7)年から毎年開かれている同コンテスト。同部は2000(平成12)年から出場し、全国大会に出場するのは今回で7度目。今回、同校初の快挙の2位に当たる準グランプリを受賞した。
出場したのは16人以上35人以下のA部門。9月に行われた予選の音源審査を通過し、上位12校が最優秀賞を受賞した。同部は、樽屋雅徳さん作曲「飛龍の鵠(くぐい)」を演奏。日頃の基礎練習を重ねながら、「ホールを意識した響きのある豊かな音」を目指して練習に取り組んだという。生徒たちは、空いた時間も無駄にせず、パートごとに練習を重ねて完成度を高めた。
部長の大石多恵さんは「表彰式で最優秀賞と最優秀準グランプリ賞と聞いた瞬間は、信じられない気持ちと喜びで胸がいっぱいになった。夢のような全国のステージで、部員一人一人の日々の努力が形として評価されて、とてもうれしい。この全国大会を通して、身についた技術と、コミュニケーションの大切さを糧に、今まで以上に向上心高く、より良い音楽を目指して頑張りたい。いつも温かい声援をくれる皆さまに感謝している。12月26日の定期演奏会でも感謝の気持ちで演奏したい」と話す。