誠恵高校創作展「創 in 沼津御用邸記念公園」が12月5日から、沼津御用邸記念公園（沼津市下香貫）で初開催される。

二科展に入選し市長表敬訪問を行った誠恵高校3年の吉住優月さん（左）と門倉菜々香さん（関連画像2枚）　

　「第109回二科展」に入選した同校3年・門倉菜々香さんの「鰭イ針（ひれいしん）」や「第54回全陶展」に入選した同校3年・吉住優月さんの「Twilight Veile」、「第16回美術工芸甲子園」で大賞を受賞した同校3年・高山優衣さんの陶芸作品「経過」、「第53回全陶展新人賞」を受賞した同校3年・岸絵里菜さんの「深碧」のほか、同校卒業生で「第107回二科展」に入選した西島結太さんの陶芸作品「Mississippi crisis」も展示する。

　このほか、「県高等学校美術工芸展東部展」に入選した絵画作品やデザイン作品や、「富士・箱根・伊豆国際学会」第3回ポスター発表高校の部優秀賞、「令和7年度県高等学校総合文化祭郷土研究発表大会」優秀賞を受賞した歴史探究倶楽部の作品、スクールヒーロー部の「Newヒーローマスク」、ウェブデザイン部の作品なども並ぶ。

　会期後半には、奈良県の「喜光寺」に奉納予定で、現在彩色中の仏像彫刻「雲中供養菩薩」の展示も予定する。

　二科展に入選した門倉さんは「『鰭イ針』は魚のヒレと避雷針を合わせた作品。黒の金属感を出すために、ニスを塗っている。装飾の小さなこまごまとしたパーツは夏休みの期間を使って製作した。来年の二科展向けて、現在、新たな作品にも取り組んでいる」と話す。

　開園時間は9時～16時30分。入園料は、大人＝410円、小中学生＝200円（西附属邸観覧料込み）。12月25日まで。