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沼津の「カツハヤシ」が藤井七冠の「勝負メシ」に 対局にも勝利

藤井聡太七冠が食べたカツハヤシを持つ「千楽」スタッフ

藤井聡太七冠が食べたカツハヤシを持つ「千楽」スタッフ

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 沼津のソウルフード「カツハヤシ」が7月3日、将棋タイトル「第94期ヒューリック杯棋聖戦」第3戦の対局で藤井七冠の「勝負メシ」に選ばれた。

店内の様子

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 沼津御用邸記念公園(沼津市下香貫)で行われた将棋棋聖戦五番勝負の第3局。藤井聡太七冠は今期、挑戦者の佐々木大地七段を相手に同タイトル4連覇の期待がかかっている。

 沼津市では6月28日、棋士が対局中に食べる「将棋メシ」の候補を市民からの投票で決め、お薦めメニュー上位6種類を発表。藤井七冠と佐々木七段は対戦前日にメニューを選んだ。

 佐々木七段が選んだのは、「沼津港 あした葉 踊りあじ専門店」(沼津市千本港町)の「アジフライ定食」。藤井七冠は、「千楽 北口店」(沼津市高島町)の「カツハヤシ」を選んだ。第3局は18時37分、佐々木七段が107手で投了し藤井七冠の勝利。これで2勝1敗と棋聖戦4連覇に王手をかけた。

 地元で「沼津のソウルフード」と呼ばれる「千楽」のカツハヤシは、白米と分厚いカツに濃厚なデミグラスソースをかけたメニュー。
 同店スタッフは「カツハヤシが選ばれたことが発表となった途端、常連客からの電話が鳴り止まない状況になった」と話す。

 17時には、常連客が藤井七冠の勝負メシに選ばれたことを祝福しに駆け付けた。同スタッフは「28日の候補に選ばれてから注文数が上がっている。今日の昼営業も通常に比べてカツハヤシが多く出た」と話す。

 カツハヤシを食べた70代の地元男性は「候補が出たときは絶対にカツハヤシだと確信していた。この店には20年通っていて、ボリュームはあるが味がいいので今でも残さず食べられる。今回の勝利はこのカツハヤシのおかげだと思う」と笑顔を見せていた。

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