「ベアードビールステーション沼津」(沼津市上土町)が1月17日に移転オープンした。
「ベアードビールステーション沼津」で提供するクラフトビール(関連画像3枚)
同店を経営する「ベアードビールブルーイング」(伊豆市大平)は2000(平成12)年に沼津港で創業した。社長のブライアン・ベアードさんと妻のさゆりさんの2人が、30リットルの小規模設備による醸造から事業をスタートし、「沼津フィッシュマーケットタップルーム」で(千本港町)地ビールを提供。2014(平成26)年には新工場「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」の稼働を始めた。現在、9カ所のタップルームとキャンプ場を経営する。
新店舗の面積は約60平方メートル。席数は25席。フィッシュマーケットタップルームで使っていた25年の歴史のあるカウンターやスツール、ハンギングライトなどを持ち込んだ。15のビールタップと2つのハンドポンプを設置し、12種類の定番のクラフトビールと3種の季節限定クラフトビールを用意する(レギュラーサイズ=1,200円、スモールサイズ=700円)。伊豆鹿ジャーキー(フルサイズ=1,300円、ハーフサイズ=700円)やチリビーンズ(800円)、自家製ピクルス(550円)、ポップコーン(500円)などのつまみも用意する。上土商店街に移転したことから、近隣店舗などのフードの持ち込みも自由にできるようにした。毎週月曜日はさゆりさんが沼津店に立ち、来店客とコミュニケーションを取っていくという。
ブライアンさんは「2023年12月にオープンした『ベアードビールステーション三島』に新規客がフラッと来てくれるようになったことが転機になった。沼津店も港からより沼津駅に近い場所で、気軽に立ち寄ってもらえるようになればと思い、移転を考えるようになった」と話す。
さゆりさんは「商店街に移転し、フードを持ち込めるようにしたことから、常連客がオープン前から、『どこの店のどの食べ物とペアリングしようか』と頭の中でいろいろと考えていたと聞いた。オープン初日は菓子店『グランマ』のスイーツと黒ビールのペアリングを楽しんだり、目の前の『リバーサイドホテル』に宿泊している外国人観光客が来店したりしてくれた。今後、近隣の飲食店とのフードコラボイベントや、アコースティックライブなどなども開催できたら」と話す。
さゆりさんは「日本で地ビールが解禁されて30年以上がたつ。私たちが始めた頃はブルワリーは全国で250程度だったが、現在は900以上のブルワリーがある。ここから、ベアードビールの沼津での第2章が始まる。老舗ではあるが、若い人でベアードビールのことを知らない人もいるので、『Celebrating Beer』をモットーに、これからもビールの多様性を伝えていきたい」と意気込む。
営業時間は16時~22時(金曜は23時まで、土曜・日曜は12時~)。