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熱海に「物語る八百屋」2号店 生産者との対話を重視

店舗に並ぶ野菜と小松さんたち

店舗に並ぶ野菜と小松さんたち

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 県内産の青果物を中心に販売するREFS(=レフス 沼津市上土町)が3月27日、2号店である「REFS熱海店」(熱海市咲見町、TEL 0557-48-6365)をオープンさせた。

店内で販売されている地場産の野菜たち

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 同店は、伊豆半島や富士山麓を生産地とした有機野菜や加工品を販売する専門店。店内には毎朝採取してきた野菜を並べ、その日のうちに販売することを目標とする。店主の小松浩二さんは「野菜のセレクトショップという位置付け。大量販売を目的とするのでなく、その季節に合った野菜、野菜に合った食べ方を提供している」と話す。

 小松さんは食品会社で勤めた後、「テーブルの上の商談で魅力を知るのではなく、食品の魅力について生産者から生産地で話を聞きたい」(小松さん)と地域の農家などを訪問し、同店を創業した。

 店名は「Real Food Story(リアルフードストーリー)」から取ったもので、「その食品の物語を語れる八百屋になりたかった。何度も相手にされなかった農家に足を運び、笑顔で会話ができるようになったのは何よりもうれしい」と創業当時を振り返る。

 2店舗目の出店について、「伊豆半島の西側である沼津だけでなく、東にも拠点を持ちつつ、魅力を提供していく施設を作りたかった」と小松さん。今後は物販店舗だけでなく、地場産食材を使った飲食店などの展開も視野に入れているという。

 「今後もより魅力のある生産者とコミュニケーションを行い、消費者の元に特徴とストーリーを届けていきたい。市場を通して購入する野菜とは異なる、物語のある野菜を伝えていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~16時。火曜定休。

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