黄金崎の海底に七夕飾り 竹の短冊で環境配慮も

水中の波でゆらぐ短冊たち(黄金崎ダイブセンター提供)

水中の波でゆらぐ短冊たち(黄金崎ダイブセンター提供)

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 黄金崎公園ビーチ(西伊豆町宇久須)の海底に現在、七夕飾りが設置されている。

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 この水中七夕飾りは、黄金崎ダイブセンターが地元住民の協力を得て6月に設置。竹に重りを付けて、水深10メートルほどのところに沈める。環境に配慮し、短冊には竹を割ったものを利用。短冊に思い思いの願い事を書いて海に潜り七夕飾りに掛ける。短冊は無料だが、自然保護活動のための募金も同時に実施している。

 同センターのスタッフ若狭朋幸さんは「七夕飾りの設置ポイントは、ダイビング初心者でも行けるところ。毎年恒例のイベントだが願い事がかなうと好評で、今年も既に100以上の短冊が掛けられている。願い事は個人的な望みや『世界征服!』など多様だが、特に『いつまでもきれいな海を』など海への思いが込められた願い事が多い」と話す。

 黄金崎公園ビーチは伊豆の人気ダイビングポイントの一つ。海底が白い砂で明るく、岸から近く水深が浅いところでもさまざまな魚が見られ十分に楽しめる。陸からの景観が美しいのも魅力。「最近ではタツノオトシゴの仲間やカエルアンコウなどがよく見られる。水温は17~21度ほどで安定しないが、透明度は上がってきている。黄金崎のきれいな海で、のんびりとした時間を過ごしてほしい」とも。

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