三島市にある鈴木農園(三島市玉川、TEL 050-3595-7475)で7月1日、「みしまマンゴー」の出荷が始まった。
もともとキノコ農家だった同園は約9年前、マンゴーやドラゴンフルーツ、キンカンなどを扱う果樹園へと転身。同園の鈴木貴之さんは「三島地区では農業が盛んだが、野菜や米などの栽培が多く、果樹園栽培を行う農家は少ない。全ては手探りだが、次第に手がかりをつかみながら進めている」と話す。
今年収穫されたマンゴーはアーウィン種が主で、木の数は約170本。1本につき10~20個ほどのマンゴーが実を付け、1シーズンの収穫はおおよそ2500個ほど。半数はすでにリピーターの注文販売で売り先が決まっているという。
同地で作られたマンゴーは「三島マンゴー」というブランドネームで販売されている。同商品の特長について「富士山水系の伏流水の水を使うことにより、すっきりした甘みになる」と話す鈴木さん。
「静岡は他地域に比べて日照時間が多く、甘みを蓄えるのは十分な場所。今後は、少し形の小さいものや傷がついたものなどを使った加工品を開発し、より付加価値のある農業を目指していきたい」とも。
販売・商品の問い合わせは同園ホームページで確認できる。