「江間いちご狩りセンター」(伊豆の国市北江間、TEL055-987-1115)で12月15日、今シーズンの営業が始まった。
江間地域の21件のイチゴ農家が組成した「江間いちご狩り組合」が運営する同センター。同組合が保有するビニールハウスは全部で145棟あり、作付面積は3ヘクタールを超える。
同地域でのイチゴ狩りの歴史は古く、組合が発足した1968(昭和43)年から今シーズンで48期目を迎える。組合員はイチゴ狩りをより楽しんでもらおうと川沿いに菜の花を植えて花摘み体験を開くほか、カワズザクラ、ソメイヨシノなどのサクラの植樹活動などにも努めている。
15(イチゴ)にちなみ毎年12月15日に開園する同センターによると、毎月15日にはイチゴジャムを抽選で進呈する恒例企画も人気を集め、リピーターが増えているという。
この日、東京からバスツアーで訪れたという60代の女性は「ここを訪れたのは5年ぶり。その時のイチゴの甘さが忘れられなかった。大粒で甘く、鮮度もいい。今日は20個ほど食べておなかもいっぱい」と笑顔を見せていた。
同組合の石井勇二観光部長は「当センターは静岡県でも最大級の面積を誇る。昨シーズンは14万8000人が来園した。今シーズンは16万人を見込む。今後もリピーターの増えるサービスを提供していきたい」と意気込む。
営業時間は9時~16時。料金は大人一人30分食べ放題=1,800円。食べ放題は5月8日までの予定。