道の駅「くるら戸田」(沼津市戸田)で12月6日、新商品「高足がにのピザ」の販売が始まった。
伊豆半島で「ご飯のおとも」をテーマとした食材や食品販売を手掛ける「うめロク商店」(沼津市)が販売する同商品。
開発支援・製造は、50年以上タカアシガニ料理をメーンに取り扱う「光徳丸直営店かにや」(同)が行い、新鮮なタカアシガニを加工し、近隣の漁港で水揚げした魚介をピザの材料として使うのが特長。
うめロク商店の鈴木剛さんは「タカアシガニをもっと有名にしたいという『かにや』の社長の思いを聞き商品化した。タカアシガニはゆで上がりをそのまま食べたり、みそ汁の具材にしたりするなど、和のテイストが多い中、今回は多くの人が好かれるピザにした。冷凍して土産商品にしたのもポイントの一つ」と話す。
ピザの大きさは直径20センチ(約2人前)。一般的なシーフードピザと違い、素材の味が十分に楽しめるようトマトソースにもこだわりを持って開発したという。パッケージもタカアシカニのダイナミックさをアピールするため毛筆デザインを採用するなど工夫を施す。
同商品は販売初日から好評を博し、一日で30枚近くを売り上げ、幸先よいスタートを切った。鈴木さんは「仕込みによって魚介の味も違うので、何度も楽しんでほしい」と話す。「このピザのおいしさを知ってもらい、戸田がタカアシガニの街として盛り上がれば」と意気込む。
価格は1,680円。